八幡神社の由緒の掲示板が正面入口の右側に設置されております。
当神社は由緒といっても、それほどのものはありません。「新編式蔵風土記」によれば、創建が天正年間ということになっており、今から約400年前のこととなります。
 謂うまでもなく、天正年間といえば、戦国時代もやっと終わりに近ずき、本能寺の変後、秀吉により天下統一が行われた時期です。
この頃、この関東は小田原北条氏が秀吉に滅ぼされ、家康がこの地に移封され、江戸を中心として、関八州を支配下におくようになりました。
 八幡社は、古くから源氏の氏神として尊敬をあつめ、杉並区内にも八幡社が多く、中には由緒深い神社もあります。当神社が天正年間の創建となりますと、家康が江戸に入城してから、この辺りもやっと開拓の緒についたものと考えられます。そして、この地の農民は自分達の団結と作物の豊作を祈念するための氏神の奉斉を考え、徳川家が源氏の出 (諸説あり)ということから、鎌倉の鶴岡八幡宮の御神体を勤請して神社を創建したものでしょう。この天沼地帯は徳川家の氏神である赤坂日枝神社の社領として社寺奉行の支配下にあったと思われます。当社の末社にも日枝神社を奉斉しております。
 最近、ルーツという言葉が流行しておりますように、歴史的、考古学の方面 の研究が盛んであります。この天沼地帯の古文書・板碑・伝説等、何かありましたら社務所までお届け下さい。社報に記載して発表すると共に、後世に残していきたいと思います。
お問い合わせ

メール
東京都杉並区天沼2-18-5
電話03-3398-2514  FAX03-3398-2555